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毎回現場に行くたびに心臓がドキドキバクバクしていますね(笑)
舞台では台本と、お芝居の相手を見て演技をするのですが、
アニメではその他にモニターも見て、そのキャラクターの声で、動作や口パクに合わせてお芝居しなければいけない訳ですから。
中でも声の世界独特の、「アドリブ」といわれる演技が難しいですね。
決められたセリフではなく、キャラクターの動作につける息や、ちょっとした声なのですが、ベテランの役者さんは映像を一度見ただけですぐにピタッと合わせてらっしゃるので、すごいなぁと思います。
先日、初めて自分が出ている話数のオンエアがあったのですが、ただただ「うわー!」と(笑)
キャストの皆さんもすごい方ばかりなので勉強になりますし、改めてきちんと頑張らなきゃ!と思いましたね。 |
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先ほどお話したアドリブの他には、感情を思い切り出さなければいけないシーンですね。
舞台の演技は全身を使って持続的に気持ちを作っていくのですが、アニメではそのカットで号泣しても、シーンが変わればもう普通のトーンで喋っていたりすることもありますし、演技に瞬発力が必要とされると思います。
先日のアフレコで、怒るシーンがあったのですがテストで一度やった時には自分ではちょっと足りないかな?と思ったんです。
なので本番で思いっきり怒ったら、監督から「やりすぎで怖いからテストの時くらいに戻して」と(笑)
でも気持ちはもう怒り全開になっているし、テストでどのくらいの怒り方をしたのか思い出せなくなってしまって。
その辺りの力加減が難しいですね。 |
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声優としてまだまだひよっこですが、これまで培ってきた舞台の経験は忘れることなく活かしていきたいですね。
今回のアニメに抜擢していただいた監督からも、初めてのアフレコを終えた時「あなたのその芝居心を忘れてはいけないよ」って言って頂けたんです。
今後も、どんなオーディションや作品でも、自分が今いる舞台の感覚を持ち続けて、色々なお仕事に関わっていけたらなと思います。
私は夢を追って広島から出てきて、いまこうして音楽座ミュージカルの舞台に立つことができましたし、更にそこからラジオのパーソナリティーのお仕事を頂いて、アニメの役を頂き、賢プロダクションで声優としてお仕事をすることになりました。
人生は、一瞬で変わることもあるんですよね。
だからこそ、これまでのご縁に感謝、いまいる環境に感謝して、どんな時も全力でやろう!と思います。
これからも頑張っていきますので、宜しくお願いします! |
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