- 私の場合は最初から「声優になろう!」と思っていたわけではなくて、当時は舞台の活動をしていました。
それで舞台を観に来てくれた人や野村道子さん(現:賢プロダクション相談役)に、ママ(田上和枝さん)が声優をやっていたこともあったし「みかちゃんも声優やってみない?」って声を掛けていただいて。
それで何本かオーディションを受けて決まったりとアニメの仕事も増えてきて、徐々に舞台の数をセーブしていった感じかな。
声優としてのスタートはすべて賢プロダクションから始まっています。
当時、オーディション会場で不思議だったことがあってね。
私がいた舞台とか顔出しの世界では、会場ではお互い知らない人ばかりでシーンとしてるのに、アニメのオーディションは来る人来る人、「あー!久しぶり~」なんてやってて、みんな友達みたいなんだろうって。
入ってから分かりました。あ、狭いんだって。(笑)
会う人は一週間毎日現場で会ったりするからね。これは友達になるな~って思いましたよ。
実際私もあっという間にみんな友達になって…「なんて楽しい業界なんだ!これを私の天職にしよう!」って決めてからは他に何か別のお仕事を始めようとは思いませんでしたね。
それにこの声優というお仕事の中で、アニメやCM、ナレーション、ラジオ、洋画の吹き替え…本当に色々なことをやらせてもらっていますね。
主題歌を歌わせてもらったりして歌をレコーディングする楽しさも知ったし、アルバムも何枚か出させてもらいました。
会長である内海賢二さんと、野村道子さんにはデビューからずっとお世話になっていて、二人は私の本当のお父さんお母さんみたいでもあり、お兄ちゃんお姉ちゃんでもあり、尊敬できる大先輩でもあります。
そんな二人の下でやりたいことをやらせてもらって、すごく幸せだと思うし、私がこの事務所に入ったのはまさしく運命!
だから私は昔から「うちの事務所は超いいよ~」なんてよく自慢してます。(笑)
いま賢プロに所属している後輩のみんなも、そう思ってくれていたらいいな。
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