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伊藤 静

伊藤 静 (いとう しずか)

誕生日
12月5日
出身地
神奈川県


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■代表作: ヤッターマン ヤッターマン2号/アイちゃん、バスカッシュ! セラ・D・ミランダ、とある魔術の禁書目録 神裂火織、のだめカンタービレ巴里編 ターニャ、ブラスレイター アマンダ・ウェルナー、我が家のお稲荷さま。 宮部紅葉、君が主で執事が俺で 久遠寺森羅、レンタルマギカ 黒羽まなみ、ダ・カーポ2 高坂まゆき、スカイガールズ 一条瑛花、バッカーノ! レイチェル、エル・カザド ナディ、ハヤテのごとく! 桂ヒナギク、天元突破 グレンラガン ブータ、風のスティグマ 久遠七瀬、パンプキン・シザーズ アリス・L・マルヴィン/主役、月面兎兵器ミーナ 甲州翠怜、ながされて藍蘭島 ちかげ、スターシップ・オペレーターズ 香月シノン/主役、マリア様がみてる 支倉令、など

お仕事について

Q多くの作品に出演されてますが、それぞれの現場での気持ちの切り替えで苦労することはありますか?
うーん、あんまりないかなぁ。
その作品の現場での気持ちの切り替えよりも、家でリハしてるときのほうが大変かな。
何本か続けて見てるときに、集中しきれてるのかなって心配になっちゃうこともある。
もちろん、やるべきことはキチンとやってるつもりだけどね。
現場に行ったらそれぞれその作品の雰囲気があるからそれは大丈夫。
Q自宅でのリハーサルでは、役作りはどんな風にされるんですか?
あまり作りこまず、読んで最初に感じた風にやることが多いかな。
面白そうなシーンだったら「こんな風にやったらおもしろいかな」っていくつかパターンを考えることもあるよ。
あとは現場で実際に共演者の方と一緒にやってみないと。
思ってたのと違う反応が返ってくることもあるし、そうくるならこうかなって、お互いの芝居に反応しあって作っていく感じ。
  伊藤 静

伊藤 静  
Qこんな役が得意、こんな役をやってみたいというキャラクターはいますか?
私自身が黒髪ロングストレートだからか、見た目がそういう役とか(笑)
あとはお姉さん系な役をやることが多いかな。
子供っぽい子の役とかはそのゾーンに強い人がいて、なかなか挑戦できなかったりするしね。
前に、ある作品のオーディションを受けたときに、5役くらいあったんだけど、その中に私これ受けるんだろうなぁっていうどストライクなキャラクターがいたの。でも私が受けてくださいって言われた中にはその役はいなくて、代わりにすごいロリキャラがいたのね。
それで「これは冒険してくれたんだ!」と思って、すごい練習してスタジオに行ったら「すみません、間違いでした。伊藤さんに受けていただく役はこちらです」って結局どストライクなキャラクターを受けたんだけど(笑)
でも、いつこんな風に色々な役をふられるか分からないじゃない?
だから、自分があまりやりそうにない役でも、現場で他の人がやっているキャラクターは「なるほど、そうやってやるんだ」なんて研究しています。
実際にそういう役を家で1人で演じてみたりして。

どんなに気持ちを切り替えて別人を演じていても、似たような雰囲気の役が重なると、視聴者の方が耳で聞いたときに「あのキャラと同じ」って思われてしまうかもしれない。それはやっぱり悔しいし。
同じ人間がやってるから声質が似てしまうのはしょうがないけど、表現の方法はたくさん持っていたいと思うので。
Qお芝居のために普段から心がけてることはありますか?
うーん…なんだろう。芝居のためにって特に意識したことはないかな。結果、芝居に生かせたって思うことはあるけど。
でもお芝居は「自分」が出るものだから、毎日を楽しく生きてないとダメだなとは感じます。普段がドン詰まってるとお芝居もドン詰まって来るから。
日常の中でいつも芝居のことだけ考えてるっていうのは違うと思うの、私はね。
自分の時間は絶対に必要。
自分が色々なことを経験して、それをお芝居にっていうのが私の中での正解だと思ってます。
Qなぜ声優になろうと思ったんですか?
高校生のときに「声優」っていう仕事があるんだなってことはなんとなく知っていたけど、その時は全く興味が無かったの。
それで高校でてバイトしてた時期に、暇だからずっとアニメを観てて。
ゲーム屋さんでバイトしてたからそういう情報も豊富だったし、バイト先でアニメ好きな人に面白いアニメを教えてもらったりしてね。
それでいろいろ観ていたら、ちょうどその時期に、ある一人の声優さんが主役をバンバンやって、主題歌のCDを出したり、ラジオをやっていたりしてて。
それ見て「声優っていろいろできるんだな、すごいな、面白そう」って思うようになって、養成所の門を叩いてみたんだよね。もともとお芝居は好きだったしね。
Qそれまでは、演劇部に入っていた訳ではないんですか?
学校の演劇部でやってるようなカッチリした演劇には興味が無くて。
文化祭で演劇部が大きなステージでシェイクスピアとかの舞台をやっているのを尻目に、教室でみんなでノリと勢いだけでできるお芝居を作ってやっていたりしました。
―それは、今の「しちみ」のような?
あ、近い近い。
なんか、面白いことが好きなんだよね。
養成所に行って「芝居って面白い」って思えたし、私が「声優」という職業に対して最初に思った「色々なことができる」っていうのは今実際にやらせてもらっているし…。
色々なものに目を向けられて、それを実現できる世界だなって。
最近はお芝居以外のところ、例えばラジオやイベントなんかで「素」を求められることも多いけど、それも楽しいと思えるからこの仕事は合ってるんだと思う。
Q今まで演じた中で、お気に入りのキャラクターはいますか?
やってきたキャラはどれもみんな。
試行錯誤した子もいたし、考えなくてもピッタリはまってくれた子もいたりしたけど、
どの役も思い出してみれば、この場面ではこんなこと考えながらやってたなってちゃんと一個一個あったりするから。その中から「これ!」って選ぶのはなかなか…。

でも、違う意味で心に残ってるキャラクターはあるよ。
5年位前にやってた作品で、オカルト部の部長の役があったんだけど、それがもう収録のたびに「こんな感じで大丈夫なのかな?」って心配になってたりして。
台本を読んでもところどころにカタカナが混じってくる台詞で、こうかなこうかなっていろいろ考えていくんだけど、どれもなかなかピタッとこなくて…。
いつも家に帰ってから「うまくいかなかった…」って枕を抱えて悶絶しておりました(笑)
なのでリベンジしたい・・・というか、若干の心残りがね。
いい意味でも悪い意味でも、今やったら同じお芝居は絶対出来ないと思う。
その時にしか出せない表現とかもきっとしてたんだろうけど…今、怖くて見られないもんね(笑)
  伊藤 静

伊藤 静  
Q目標にしている役者さんはいらっしゃいますか?
うーん…そうだなぁ。現場で「素敵だなぁ、流石だなぁ」って思う人はたくさんいるけど、
「あの人みたいになりたい」って思うことは無いかな。その人はその人で私は私だから。
でも「なるほど、こんな風にやればいいんだ」っていう所は勉強させてもらったりすることもあります。「いいな、自分にはないな」っていうものはいっぱい周りに転がってるから、自分なりに吸収して自分なりに消化していきたいなって。
Q伊藤さんの、今後の夢は何ですか?
色々なことを経験させてもらえてすごくありがたいし、とっても楽しい。
だけどそれゆえに自分でもどこへ進んでいけばいいのか時々ちょっと分からなくなることがあります。
一番やりたいのはやっぱりお芝居で。表現することが好きだから、しっかりと長くやっていきたいなと思っています。でもそれ以外でも、例えばラジオがきっかけで私を知ってアニメを観てくれたりすると嬉しいし…そう考えるとどれも中途半端にできなくて、ひとつひとつを大切にきちんとやっていけばいいのかなって。
だから「こうなりたい、これをやりたい」っていうのは今は特に無いです。模索中みたいな感じかな。
Q最後に、HPを見てくださるファンの皆様にメッセージをどうぞ!
どうも、賢プロの酒豪伝説、伊藤静です(笑)
こんな私を応援してくれてありがとうございます。
気がついたらデビューから7年も経ったわけなんですが、デビュー当時から応援して下さってる方もいれば、「あの作品観てファンになりました!」って言って下さる方もいて…。
自分がやってきたことを認めてもらえている気がしてすごく嬉しいです。
今後も私らしく頑張っていきますので、これからもひとつよろしくお願いします