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- うん、全然違う。「一緒だよ!」っていう人もいるけれど。
前までは吹き替えの方が多かったから、アニメの現場に行くと緊張してましたが、最近はようやく慣れてきました。
吹き替えは、はじめから映像もBGMもあってすでに作品として完成してる。
そこに違和感なく、もしくはもっと面白くなるよう日本語をアテる。向こうの役者の意図をつかみつつ、自分らしさもまぜてみたり。色々やりようがあって、楽しいです。
アニメは、逆に何もない。自分で作り上げていく、命を吹き込む。何でもありな分、自分の力量を問われているようで難しくもワクワクする。
どちらも大変だけど、別々の面白さがあります。
- その物語が歴史的背景が深いものだとそこから調べたくなります。
当時の時代背景が書かれた資料を借りてきて読んだり。
時間がないとそこまでキッチリできないから、それが悔しい時がある。
あとは吹き替えだったら向こうの役者さんの表情をずーっと見てる。
- 高校のときに、廃部寸前の演劇部に友人が入っていて「名前だけでも貸してよ」って言われて入部したのが演劇を始めたきっかけかな。
それでだんだんお芝居の面白さが分かってきて、「続けよう!」と。
高校卒業後にそのまま専門学校に進んで、デュオに通うようになったんです。
- 正直、最初はよく分かりませんでした。
何をしたらいいのか分からないまま毎週、週に一度のレッスンを受けに来ていてそのまま半年が過ぎて…。
レッスンにはいつも賢プロのマネージャーが見に来ていて、ある日ふと「ここはただ何かを学び取る場ではなく、マネージャーに自分は何ができるのかをアピールする場なんだ、自分を売り込む場なんだ」ってことに気づいた。
それでレッスン以外の日にも何か自分で勉強をしなくては!と思って劇団(シェイクスピア・シアター)に入ったんです。
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