- アニメーション映画の「AKIRA」をみたことがきっかけかな。
声優ってかっこいいんだな、って興味を持って。
当時も声優って、ラジオのパーソナリティとかイベントとか歌とかやっているらしい…みたいな知識はあったから面白そうだなとも思ったし。
実家はもともと山口で、高校卒業を機に就職も嫌だなぁと思ってたし、大学にいくっていう選択肢も自分の中には無かった。
ただ、このまま地方にいたら埋もれるなって思って東京に出てきたんだよね。
それでとりあえず声優の専門学校なら一年だけだし、当時は学校に行けばそれだけで声優になれると思ってたから、通ってみることにした。(笑)
何か人と違うことがしたいっていう思いもあったんだろうね。
それで通ってた学校に野村道子さん(現:賢プロダクション相談役)が学内オーディションに来て、50人くらい受けたのかな。
そこで声をかけて頂いて賢プロに所属することになったんだ。
後から教えてもらったんだけど、道子さんが当時いた講師の先生たちに「あの谷山って子がいいわ!」って言ったら、全員に反対されたんだって。
「谷山は生意気だからやめたほうがいい」って。(笑)
でも、道子さんは「生意気なくらいがちょうどいいわよ!」って、俺に決めてくれたらしいよ。
それが95年だから、もう15年近く前だね。
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