がらりと変わりました。それまでは、ほわっと過ごすことが多かったのですが、1日の使い方がとても濃密になりましたね。
トレーニングや読書などお芝居のために費やす時間が多くなりました。
ストレッチに始まり、腹筋・背筋、滑舌の一通りの流れを毎日欠かさずにやっています。
滑舌は、いつも決まったものをやると慣れてきてしまうので最近では新聞や、文学作品を30分ほど音読しています。
それまで全く声優業界というものを知らなかったので、しっかりしたイメージがあった訳ではないのですが、いわゆるテレビや舞台の俳優さんの世界とはまた違った、いわゆる「職人芸」の世界だと感じました。私好みの世界ですね(笑)
色々な方とスタジオでお話させていただいたり、毎日とても楽しく過ごしています。
最上嗣生さんです!朗読劇「ハッピーバースデー」でも共演させて頂いているのですが、引き出しがたくさんあって、それを状況に応じて即座に出せるところがすごいなと思います。
発声もドーン!とお腹に響くような声量が出ますし、とても魅力的なお芝居をされる方で、演じているキャラクターを見ているだけで楽しいです。
高橋研二さんの滑舌の良さもいつもすごいと思います!
一度、なんでそんなに綺麗にしゃべれるのか口の周りを観察してみたのですが、分かりませんでした(笑)
みんなすごい先輩ばかりで、「プロというのはこうなんだ!」と勉強になります。
自分の中のあすかが、掴めてきました。私はあまり考えすぎるとうまくいかないタイプなので、楽しんで演じるように心がけています。それにこの朗読劇の中のキャラクターでは、私は一番あすかに近いと思いますし、根っこはとてもシンプルで素直な子なので演じやすいです。
私と相性が良いキャラクターなのかもしれません。
何度も再演されてきた朗読劇なのでプレッシャーはありますが、この役を頂けた運命に感謝しつつ、楽しみにしています。
なんと言っても、あすか一家です!
ストーリーは主人公であるあすかを中心に進んでいくのですが、あすかの視点とはまた違う、傷だらけで生きるお母さんの心境など、それぞれの視点で見てみるとまた違った奥行きがあると思います。
とにかく感動します!稽古でも泣きながら台本を読んでいますよ。
目がむくんじゃうくらい(笑)
家族とは仲が良いですね。
母も姉も、私が出た番組を見てくれていて、いつも感想を言ってくれます。
姉は元々女優をやっていたので芸歴の上でも10年ほど先輩にあたりますし、母も観劇が趣味なので、「滑舌が甘い」とか「この時はいまいちだったね」とか必ず見抜かれますね。二人とも、ものすごく見る目が厳しいです(笑)
でも褒めるときは「○○が良かった!」と詳しく論理的に褒めてくれますし、仕事のときも「英里は素直に楽しく演じているときが一番良いから、緊張しないでやってきなさい」と背中を押してくれます。
家族にウソはつけませんね(笑)
役者として、もっともっとたくさんの引き出しを持つようになることですね。
吹き替え作品にも挑戦してみたいですし、幅広い役を演じることができる声優になりたいです。
そしていつかビッグになって、賢プロに恩返しができたらいいなと思います!
私の今後の姿を通して、夢は、諦めなければ叶うということを伝えていけたらいいなと思います。一生懸命がんばりますので、今後とも末永く宜しくお願いします!